あわや入国拒否⁉︎アメリカ(ロサンゼルス空港)の入国審査を突破する方法
トランプ政権に代わって以来、アメリカの入国審査が非常に厳しくなっているのをご存知ですか?ただの観光目的だから、とあなどってはいけません。中には入国拒否されて強制的に日本に帰った方もいるんだとか。
今回はどのような場合に入国拒否されるのか、どのような質問を入国審査でされるのかをご紹介します!
入国審査官に疑われる要件
入国審査官はアメリカに不法滞在して労働する恐れのある人間を入国時に見抜き、アメリカに入国させないというのが仕事です。
日本人なら大丈夫、と思いきやトランプ政権になってからは日本人の入国拒否も増えているんだとか。まずはたびジローが情報収集した中で、入国審査官に不法労働を疑われる要件をいくつかご紹介します。
出国日までが長い
まずは入国してから出国までがかなり長い場合。現在、日本国籍の所有者は90日以内の滞在であれば「ESTA」を取得し、ビザの取得は免除されます。
この規定の「90日」ギリギリまで滞在する人はかなり不法滞在を疑われてしまいます。短期留学を目的にした人は正直に渡航目的を「留学」と答えるべきです。
ちなみに、たびジローは1ヵ月のカナダ短期留学に行った際に渡航目的を「観光」と答えました。すると入国審査官から「1ヵ月も観光?そんなに何するの?」と怪しまれる事態に。別室に呼ばれるという恐ろしいことになりました。
結局「トロント、ケベック、モントリオール、オタワ、ニューヨーク」とすらすら答えられたから難を逃れたものの、答えられていなかったら強制送還もありえました。アメリカの場合も嘘はつかないようにオススメします。
旅先が決まっていない
どこに旅行するの?と聞かれた時にきちんと答えられないことも疑われる原因になります。旅行なら行く場所もある程度決まっているだろう、という考えのようです。
行き当たりばったりで旅行するのが好きな方も、その土地の観光地についてはある程度調べておくのが良さそうです。
滞在先がホテルではない
滞在先がホテルではなく、友人宅であるという場合も疑われることが多いんだとか。「友人の家に滞在する」と嘘をついて、そのままアメリカに住み着いてしまう人もいるからです。
Airbnb(エアビー)などを利用する場合も、きちんと住所は把握しておくこと&予約確認画面をすぐ出せるようにしておくことをオススメします。
帰りのチケットを持っていない
通常の旅行ではあまりいないと思いますが、バックパッカーで世界一周をしようとしている人は帰りの航空券を持っていない場合もあります。
これは本当に疑われる要因のようです。帰りのチケットがあるにも関わらず強制送還された方もいるのであれば良いという訳ではありませんが、帰りの航空券がなければある場合よりも疑われるのは確実です。
別室に呼ばれる
アメリカの入国審査のカウンターで怪しいと思われた人物は、すぐに強制送還ではなく一度別室に送られます。
ここがいわば最後の砦のようです。この別室でさらに怪しいことを言おうものなら、速攻で日本に強制送還。さらには次回以降アメリカに来る際に短期間の旅行でもビザを取らなくてはいけません。 このビザの許可を取るのも至難の技なんだとか。
別室に呼ばれた場合は、英語が得意でない方は通訳を頼んだ方が自分の話したいニュアンスが正確に伝わります。
また、別室ではスマートフォンも使えないのでグーグル先生にお願いすることもできません…。
アメリカ入国審査の際にされた質問
たびジローは別室送りにもならなかったのですが、同行した友人よりも明らかに時間が長く、質問攻めに遭いました。実際にされた質問を全てご紹介します。(英語の文法は間違っている可能性がありますが、あしからず…。)
Welcom to America
まず、定番の「What' the purpose of your visit?(旅の目的はなんですか)」という質問。入国審査官の英語に癖があったと信じたいですが、なぜかたびジローには「Welcome to America(アメリカにようこそ)」に聞こえました。(やばすぎる勘違い)
おそらく「Why did you come to America?(どうしてアメリカにきたの?)」と言ったんだと思うのですが…。
ウェルカムと言われたので、「セ、センキュー…」と言ったら「NO NO NO!!!!!!!WHY??」と言われました。そりゃそうだ。なんで?と聞いてありがとうと言われても…って感じですよね。「あ〜〜Sightseeing(観光)」と答えました。
この質問で怪しまれたのか、そこから質問攻めにあいます。
アメリカのどこに行くの?
まずは「アメリカのどこに行くの?(英語は忘れた)」「How long are you staying in America?(何日滞在するの?)」 と聞かれました。
訪れるのはロサンゼルス、ラスベガス、ニューヨークの三箇所だったのですがいざいきなり聞かれたらすぐに思い出せない。
「え〜〜〜〜〜ロサンゼルス、え〜〜〜〜〜〜ラスベガス、え〜〜〜〜ニューヨーク」みたいな感じになっちゃいました。 まーたまた怪しまれる。
職業は?
さらに怪しいやつだと思われたのか、再び質問されました。今度は「What is your profession?」と聞かれました。これが全く聞き取れない。
たびジロー「……… Sorry?」
審査官「What is your profession?」
たびジロー「…………」
審査官「JOB!!!!!!!!!」
たびジロー「あ〜〜〜〜〜Student」と2回聞き返してようやく理解できました。
studentと答えたら、「When will you back to school?(いつ学校に戻るの?)」と聞かれました。実はもう卒業なので学校に戻らないんですよね。大人しく3月と答えればいいのに、「I'll graduate from school on this March.(今年の3月で卒業します)」と答えました。
すると、急に顔つきが優しくなる審査官。
審査官「Oh, really?What are you major in?(何を専攻しているの?)」
たびジロー「Sociology(社会学)」
審査官「ハ???」
たびジロー「Sociology(社会学)」
審査官「ハ???」
たびジロー「Soci…」
審査官「あ〜〜!Sociology!!!!!!!!!!!!!!!」
と今度は何度もたびジローが聞き返されて、ようやく解放されました。
今思えば、今年の3月で卒業するって言ったのも疑われたポイントの1つだったんだと思います。
こんな感じで、「行き先をよく覚えていない」「目的をはっきり言わない」「定職についていない」人は怪しまれるようです。
ぜひ、入国審査を通る方は「落ち着いて、堂々と、はっきり」答えることをおすすめします。以上、たびジローでした😌